黒兜、発酵してます。
今年は昨年に続き、黒兜の仕込量を増やしました。
11月から仕込を開始し、現在5本の「もろみ」が発酵中です。
「もろみ」とは、タンクで発酵中の、あの白いお酒のこと。
仕込んだ直後から発酵が進むに従い、「もろみ」の表情も変わります。
仕込んだ直後は、蒸米と水分がまだ分離した状態。
粒つぶは氷です。
固形分が下に沈み、上はシャパシャパの水分。
仕込んだ翌日は全く表情が違う。
蒸米が水分を吸って、「もろみ」はガチガチの状態。
麹の酵素の働きでお米が溶けるのを待ちます。
4~5日程経つと、発酵も進み、「もろみ」もだいぶ柔らかくなってきました。
1週間もすると白くて細かい美しい泡。
発酵が盛んになってきました。
香もさわやか、フルーティ!
発酵の後半、炭酸ガスの勢いも弱くなり、泡もチリメン状に。
低温でじっくり発酵させて、フルーツのような吟醸香をたくさん出させます。
現在、発酵は順調に進み、昨年にも増して美味しい黒兜になりそうな予感。
1月の中旬には1本目の「もろみ」を搾ります。
新酒ができたら告知しますので、黒兜ファンの方はお楽しみに!
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