2010.3.9 / お知らせ
大吟醸雫搾り
酒造りのシーズンもいよいよ大詰めとなり、最後をしめくくる大吟醸雫搾りの
作業の日がやってきました。
通常はヤブタという機械で行われる搾りの作業ですが、
この日はすべてが手作業で行われます。
酒のできに、杜氏たちも緊張の時。神棚のもとで、蔵人総出で、
いくつもの酒袋がタンクへとつり下げられていき、
そのしたたりおちる一滴一滴が集められます。
やがて、酒を口にふくんだ杜氏たちの満足げな顔。
酒造りでもっともうれしい瞬間です。この我が子のような酒が、多くの人々に愛され、
食卓へとのぼる日を願って、利き猪口を片手に、
またこの冬の酒造りへと思い新たにした一日でした。
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